"あとがき"


 今回の話は[ふたつの鼓動、ふたつの魂]の続編となっています。父親を亡くしたのに悲しめないバスターを慰めるレアナ。けれど本当は彼女も心に苦悩を背負っていたのでは……そんなところから、この短編は出来上がりました。

 レアナは自分から両親を奪った軍を、バスターから知らされて以来、心のどこかで憎んでいたのかもしれません。けれど、そんな負の感情をレアナが持っているとバスターに言わせるのは、バスターにとってもレアナにとっても辛いことだと思い、敢えて触れませんでした。レアナには無垢でいてほしいというバスターの願いも考慮してのうえです。

 正月連休が今日までなのと、スケジュールの都合で、しばらく短編に限らず更新が休止状態になると思います。すみませんがご了承ください。

 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。では。

(2005.1.4.)



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