"あとがき"


 今回の短編は、バスターがレアナをおんぶしている情景がまず最初に浮かんで書き始めました。二人が子供の頃の思い出と絡めてもよかったのですが、バスターとレアナが過去に出会ったのは一度きりの大事な思い出にしたかったので、その案はやめました。結果的に二人の関係がだいぶ進んでいる状態になってからの話になりましたが、これはこれでそれなりに書けたかな?……と思ってます。

 「匂い」が一種のキーワードになっていますが、好きな人の匂いというものは、やはり特別で心地いいものだと思います。レアナがバスターの背中をいとおしい場所だと思ったのも、やはり「匂い」が大きな因子になっていると思って書きました。

 ただ、前に書いた短編「懐かしい未来」と、レアナがケガを負うという点で重なった部分が出てきてしまいました。完全にチェックミスです。70本以上も書いていると、こういうケアレスミスも発生してしまうようです。すみません。

 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。では。

(2005.09.14.)



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