"あとがき"


 今回の短編は前回の短編「懐かしい未来」と対になっていると言うか、バスターサイドの話となっています。レアナサイドだけでなく、彼女と対の存在であるバスターの想いも書いてみたかった……という思いから案が生まれました。なにせ「花は桜木、男は花道、愛した女はレアナだけ」(byえいじさん)というのがバスターの座右の銘ですから(笑)。同時に、バスターとガイの友情や、クルーを思うクリエイタの人間らしさなどを書いてみたく、この物語が出来上がりました。

 バスターも劇中で指摘している通り、ガイが随分とロマンチストになっていますが、彼は結構、こういう精神的なことを実直に信じている一面もあるんじゃないかと思います。「命が巡る」という考えは、東洋的でもあると思うので、日本人である彼がその考えを持っていても不思議ではないと思いますしね。

 最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました。

(2005.06.19.)



BACK
inserted by FC2 system