"あとがき"


 今回の話は、前作『彼方の記憶』の続きと言ってもいい短編です。『彼方の記憶』から数週間、もしくは数ヶ月でしょうか。書いた本人も特定は出来ませんが(汗)、とにかく直接の続編であることは違いないです。

 地上テストのシーンでは、もうちょっと他人行儀なレアナを書いてもよかったかなと思ったのですが、彼女の性格やバスター、ガイたちの性格を考えると、そういうレアナは不自然かなと思い、やめました。代わりに、「ラブラブなバスレア」←「からかうガイ」という構図がまた出てきてしまいました。ガイはあの性格ですが、『約束』での「ユリ」の思い出があるぶん、人を想う気持ちについては、人間不信気味なバスターや、世間知らずのレアナよりも経験値が高いかと思いまして……。考えてみれば、箱入りですし、一般のいうところの健全な家庭で育った坊ちゃんですもんね、ガイって。

 バスターの台詞に「死んでも持って行きたい」とか、レアナが「神様は許してくれるかな」というシーンがありますが、二人は暗に、自分達が死ぬことを予測していたのかもしれません。それがこのシーンを書き出させました。いや、本当、キャラが勝手に動くことってあるんですよ!

 読んでくださってありがとうございました。ご感想もお待ちしてます。

(2005.05.04.)



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