"あとがき"
今作『笑顔の理由』は、「レアナは無理して明るく振舞っている部分がある」という公式設定から思いつきました。それならば、軍人になるまで人生の裏街道を歩いてきたバスターも、心の底からは笑っていなかったのではないかと思ったのです。「人間不信気味」という公式設定もありますしね。でも、TETRAで過ごしているうちに、二人とも自然と変わっていったのではないかと思います。その辺りの理由は物語中でも書きましたが、他者に対して無理に気を使う必要がなくなったからではないかと……人類がほとんど全滅したから、そんな風になったというのも皮肉な話ですけどね……。
なお、バスターとレアナの子供の頃のエピソードは、『Green,Blue,and Sky』のことです。これは二人が子供の頃に既に出会っていたという、私の創作設定ですけども。
読んでくださってありがとうございました。ではまた。
(2005.04.16.)
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