[初めての夜は夢のように]



「く……! レアナ!」
「ああ……ん! バスター……! バスター!」
 ひとつになって愛し合い、共に絶頂を迎えたバスターとレアナ。バスターが熱い精を放つと同時に二人はとびきり大きな快楽に襲われて声をあげた。
 ほんの少しの間を置いて、バスターがレアナの体の上に倒れ込むと、レアナは自分の豊かで柔らかな乳房の上にぐったりと頭を横たえたバスターの赤い髪を両手で愛しげに撫でながら、バスターに問いかけた。
「ね、バスター……」
「どうした?」
「あたしたちが初めてこうやってひとつになれた夜のこと、覚えてる……?」
「ああ、もちろんさ……」
 バスターもまた、起き上がるとレアナと正面から見つめ合って彼女の赤みを帯びた頬を優しく撫でた。バスターとレアナが純粋に愛し合って初めて結ばれた特別な夜、それはまさに、二人だけの秘められた初夜だった。

「ん……」
 寝台にレアナを押し倒し、深いくちづけを交わした後、バスターはレアナのパジャマの第一ボタンに手をかけながら彼女に改めて尋ねた。
「レアナ……本当にいいんだな?」
 精神年齢が幼く一般常識にも相変わらず疎いとはいえ、バスターの言葉の意味することはレアナも理解しており、その両手でシーツを握ったまま、バスターをまっすぐに見つめた。
「うん……だいじょうぶ。あたし、なんにもわかんないけど……バスターがしたいことをして……」
 レアナのその言葉でバスターのストッパーが外れ、バスターは半ば夢中でレアナのパジャマのボタンを次々と外していった。同時に、自身のパジャマのボタンも外しながら。ボタンを半分ほど外したとき、レアナの豊満で形の良い乳房が飛び出すようにあらわになった。ごくりとバスターが唾を飲み込む音が部屋の中に響いた。
「レアナ……たまらねえぜ」
 そう言ってバスターはさらにボタンを外し続け、とうとうレアナの上半身は乳房だけでなくすっかりあらわになった。同じく裸の上半身になったバスターは、先に自身の下着をパジャマのズボンごと脱ぎ去り、何も身につけていない姿となっていた。
「レアナ……いいな?」
 そう言うと、バスターはレアナの下着も同じようにパジャマのズボンごと勢いよく下ろし、レアナはバスターと同じ姿、生まれたままの姿になった。バスターが初めて見る、未だ男性と交わる肉欲を知らぬ純潔な乙女であるレアナの一糸まとわぬ姿は美しく、バスターの口からは自然と言葉がこぼれた。
「レアナ……綺麗だ」
 レアナは羞恥心からその顔を赤く染めたが、おずおずと両手を伸ばし、自分の体に覆い被さる体勢のまま裸の自分を見つめるバスターに声をかけた。
「バスター……あたしのなにもかもを……バスターの好きなようにして……おねがい……」
 レアナの言葉にバスターの「男」としての本能が頭をもたげ、バスターは再度、レアナの唇を奪っていた。先程との違いと言えば、二人とも何もまとわぬ裸の身であることと、バスターがレアナへの愛に身も心も支配されて、その体の純潔も含め、彼女のすべてを奪おうとしていることだった。深くくちづけを交わすと、バスターはレアナの豊かな乳房の片方にかぶりついた。
「ああん! バスター……!」
 柔らかで弾力のある乳房をバスターは優しく噛み、その頂の愛らしい桜色の乳首を舌先で転がし、チュッと吸い上げると、レアナは甘い声をあげた。
「バスター! あん! ああん……!」
 レアナのその声はバスターの男の本能をよりいっそう刺激し、バスターはレアナの乳房を口と指とで夢中で愛撫していた。豊かで柔らかな乳房をもてあそばれ、レアナはシーツをぐしゃぐしゃに握り、髪を振り乱してさらに甘い声をあげ続けた。
「ああん! バスター! ああ……ん!」
「レアナ……! レアナ!」
 バスターもまたレアナの名前を呼び、彼女を愛することに無我夢中だった。やがて、両の乳房を存分に味わうと、バスターの指先はレアナの体のもっとも秘められた場所、蜜口へと伸びた。
「バスター! だめ……! そんなところ……!」
「好きにしていいって言ったろう?」
 バスターは少し意地悪く笑って返すと、レアナの下腹部の秘められた蜜口へと指先を差し込んだ。両の乳房への絶え間ない愛撫の影響で、レアナの蜜口からはすでに大量の愛の蜜が流れ出しており、バスターの指もたっぷりの蜜で濡れた。
「すげえぜ……レアナ。けど……もう少し足りないかな」
 バスターはそうつぶやくと、次の瞬間、レアナの蜜口に顔を近づけ、舌先をその中へと挿入した。バスターの舌先が蜜口の中をかき回すたびに、レアナは声にならない声をあげた。
「バスター! ああ……! あん! ああん!」
 バスターが蜜口から顔を離すと、蜜口の下のシーツはあふれた蜜でぐっしょりと濡れきっており、蜜口からなおも透明な愛の蜜がこぼれ出していた。
「はあ……あん……バスター……」
 レアナの体は全身がすっかり火照って淡いピンク色に染まっており、蜜口も熟しきって、バスターをその身に迎え入れる準備も整ったようだった。
 バスターの男性自身も猛々しくいきっており、バスターはそんな己の分身をレアナの蜜で濡れそぼった蜜口の中へ差し入れた。
「あ……ん! いたい……! バスター!」
 男性を受け入れたことなどないレアナの蜜口はバスターに愛されたことで熟したとはいってもまだ硬いうえに狭く、バスターが深く侵入しようとするごとにレアナは鋭い悲鳴にも似た声をあげた。だが、バスターは己の行為を止めることなど出来ず、レアナの中に無理矢理にでも入り込もうとした。
「バス……ター! いた……! あん!」
「レアナ……悪りい。あと少しだけ我慢してくれ……」
 バスターは涙を流しながら痛みを訴えるレアナに申し訳なさそうに言葉を返しながら、猛々しい己自身をレアナの蜜口の奥へと侵入させていた。やがて、蜜口の奥、レアナの体の芯への侵入を阻むように存在していたレアナの純潔の証である薄い粘膜――処女膜を、猛りきったバスターの男としての分身が勢いをつけて破り取った。バスターの硬く猛った分身がレアナの処女膜を突き破って彼女の純潔をバスターが奪った瞬間、ぶつりと処女膜がちぎれる鈍い音、すなわちレアナの純潔を奪い取った音が、バスターの耳にはかすかに聞こえたかのようだった。
「い……いたい! ああ……バスター! ああん!」
 強い痛みと共に純潔を奪われたレアナのひときわ大きな悲鳴と同時に、バスターの猛って硬く肥大化した分身は、そのすべてがレアナの体の芯に密着して収まった。レアナとひとつになったことで大きな快楽がバスターの全身を襲ったが、レアナの純潔を奪ったことで彼女に酷な苦痛を味わわせた罪悪感から、バスターは心の底からレアナをいたわり、彼女に素直に謝罪した。
「レアナ……すまない」
「バスター……」
 二人が結ばれて繋がった蜜口からもれ出る愛の蜜にはレアナが純潔を失った傷から流れ出た鮮血が混じり、蜜と混じり合った鮮血がこぼれ落ちたシーツにも朱色の染みが幾つも滲んでいた。過去に数多くの女性と関係を持ったにも関わらず、バスターがその光景――シーツに滲んだ幾つもの赤い血の染みを目にするのは初めてのことだった。レアナが確かに処女であった証であり、バスターとレアナが結ばれた際にバスターがレアナの純潔を奪った紛れもない証でもあるその生々しい様に少なからぬ衝撃を受けながらも、バスターはレアナを気遣って、もう一度、彼女に謝罪していた。
「俺ばかりがいい思いをして、お前にはただ痛い思いをさせちまってすまない……だけど……あともう少しだけ我慢してくれ……レアナ」
「もう少し……? あん! いたい! バスター!」
 バスターが体を動かし始めると、レアナは悲痛な悲鳴をあげ、その顔は再度、彼女の体を襲った痛みでゆがみ、涙の粒がぽろぽろとこぼれた。満足に一般常識を教えられず、ましてや性教育などまともに受けなかったレアナが、男性と結ばれる行為の詳細など知っているはずもなかった。それでも体の芯を襲う鋭い痛みの波に耐えていたのは、それがバスターがレアナを愛するがゆえの行為だと本能的にレアナも理解していたからだった。
 猛った男の本能に支配された自分が、男性を全く知らないレアナの体の中を引き裂くような痛みを彼女にもたらしていることはバスターも分かっていたが、レアナの熱を帯びた体の芯が彼にもたらす快楽はとてつもなく、それはバスターがこれまで生きてきた中で初めて真剣に愛した少女――レアナと結ばれた大きな歓喜が存在していることも関係していた。
 バスターの今までのただ自分も相手も性欲を満たすためだけの女性遍歴の中では、相手へのそんな真摯な愛情は存在していなかったのだから、愛するレアナと結ばれたバスターがこれまでに体験したことがない大きな愛の快楽に飲み込まれているのも当然のことだった。そうやって信じがたいほど大きな快楽に飲み込まれてしまったこともあり、バスターの体の動きはさらに激しくなっていた。
「バスター! いた……い! ああん! バスター!」
「レアナ! 許してくれ……! レアナ……!」
 レアナが必死で痛みを訴えて声をあげても、レアナの体の芯に侵入して彼女とひとつになった快楽に支配されたバスターは、自分自身をもはや止められなかった。だが、やがて、雷に打たれたかのように、バスターの体を衝撃が走った。
「レアナ……! くう……!」
 バスターの体はピンとこわばり、レアナの体の中のバスターの分身からは、熱く白濁した精が勢いよく放出された。その刺激に満ちたバスターのレアナへの愛そのものである濃厚な精は、レアナの体に痛みだけでなく、彼女が生まれて初めて感じる官能に満ちた快楽を与えていた。
「ああ……ん! バスター!」
 頭の頂点からつまさきまでを突き走る、それまで体を襲い続けた痛みを忘れ去るほどに大きな快楽に襲われたレアナは、反射的にバスターのたくましい体にしがみついた。バスターもレアナの華奢な体を抱き返し、二人は寝台の上で抱き合ったまま、部屋の中には静かな時間が流れた。
「レアナ……」
 バスターがレアナの顔を見ると、頬には涙が流れた跡が残り、髪もくしゃくしゃに乱れていた。
「レアナ……痛かっただろう?……すまなかった」
 バスターが精を吐き出して鎮まった己自身をレアナの中から引き抜き、彼女の淡い色の髪の毛を手ぐしでいとおしげに梳かすと、レアナは穏やかに微笑んで、バスターへの純粋な愛をたっぷりとたたえた青い瞳で彼を見つめた。
「ううん……すごく痛かったけど……でも、すごくうれしかった。だって……バスターはあたしを本気で愛してくれたんでしょう? これであたし、バスターとひとつになれたんでしょう? 体も心も全部ひとつになって……あたしたち、本当に愛し合えたんでしょう?」
 レアナの無邪気な笑顔と問いかけに、バスターも思わず口元がゆるんでいた。レアナを見つめる紫色の瞳にも、彼女への確かな愛が宿っていた。
「ああ……お前をこんなにも愛することが出来て、俺も嬉しいよ。お前とひとつになって愛し合えて……こんな極上の幸せを独り占めしていいのかって本気で思ったぜ」
「バスターったら……でも、あたしもただ痛かっただけじゃなくて……バスターがあたしのなにもかもを愛してくれてるんだって思うとすごく幸せな気持ちになって……特に、バスターが最後に熱い何かをあたしの中に出してくれた瞬間、何が起きたのかよくわからなかったけど、頭の中が真っ白になって……すごく気持ちよかった……。バスター……ありがとう……」
 バスターが吐き出した熱い精が何を意味するのかさえ知らない純真すぎる少女を、彼女を愛する本能のままに抱いて純潔を奪い汚してしまったという罪悪感にバスターは一瞬、囚われた。だが、それでもなお無垢なレアナの笑顔を前にして、彼女を純粋にいとおしく想う愛がバスターの心の中にとめどなく広がっていた。
「礼を言うのは俺のほうだ……心から愛してる女と結ばれることがこんなに嬉しいことだなんて、今まであれだけ女遊びをしてきたくせに、俺は知らなかったんだからな……レアナ……愛してる」
「バスター……! うれしい……! あたしもバスターのこと……大好きだから……! それに……」
「それに?」
「こんな風になれた初めての人が……バスターで本当によかった……。大好きなバスターがこうやって愛し合うことのなにもかもを教えてくれた初めての人になってくれて……あたし、すごくうれしい……」
「レアナ……!」
 二人は改めて固く抱き合い、それが自然なことであるように、唇を深く重ねていた。バスターも、そしてレアナも、愛しい相手とひとつに結ばれて愛し合う喜びを初めて知った夜であり、多くの女性経験を持つバスターにとっても、男性を全く知らなかったレアナにとっても、それぞれ初めて味わう体験に満ちた幸福な初夜だった。

「あの夜のことは夢みたいに覚えてるけど……今も毎晩こうやってお前とひとつになって愛し合えることも……夢みたいだぜ」
「バスター……! あたしも……! 毎晩、大好きなバスターにこんなにも愛してもらえるなんて……本当に夢みたい……しあわせ……」
「ああ……俺も幸せだよ。夜になるたびに、お前と……この世でいちばん愛する女と愛し合えて、今もその女がこうしてこんなあらわな姿でこの腕の中にいるんだからな。これ以上の幸せを望んだら罰が当たるんじゃねえかって思うくらいだぜ。だから……何度でもこの言葉を繰り返してしまうんだ。愛してる……レアナ」
「バスター……!」
「レアナ……!」
 二人は何もまとわぬ裸のまま抱き合ってしばし見つめ合うと、もう一度、深いくちづけを交わしていた。二人が初めて結ばれた夜のように。バスターと結ばれたことでレアナはその体の純潔こそ失ったが、そんなことはレアナは気にも留めておらず、むしろ初めて結ばれた相手が愛するバスターであったことを心から喜んでおり、今もレアナが純真無垢であることには変わりなかった。
 バスターと結ばれてからさらにひたむきにレアナはバスターを愛しており、バスターもそんなレアナをただ一途に深く愛していた。純潔を失って処女でなくなったことなど関係なく、バスターと愛し合うレアナは変わらず美しいままだった。いや、バスターに愛されるたびに輝くようによりいっそう美しくなったと言っても過言ではなかった。
 バスターがレアナの唇を離すと、レアナはとろんと潤んだ大きな青い瞳でバスターを見つめ、彼の鍛えられた広い裸の胸にしがみつくと、あどけない声でうっとりと甘えるように切願した。
「バスター……もっと……もっともっと……いっぱい愛して……バスターの好きにして……。初めてのときから……あたしのなにもかもは……もうバスターのものなんだから……」
「レアナ……! 今でも俺はお前とこんなにも愛し合えるのに……! レアナ……! 愛してる……! レアナ!」
 くちづけだけでは物足りないと言わんばかりにバスターを誘うレアナの情欲をかき立てる姿と大胆な言葉に、バスターは文字通り理性が吹き飛びそうになった。今でもバスターは夜ごとにレアナを深く愛していたし、ほんの少し前にも結ばれて愛し合ったばかりだったが、それ以上にバスターを求めるレアナの懇願に、バスターはレアナへのあふれる熱情を止めることが出来なかった。
 次の瞬間、バスターはレアナの唇を奪ってこれまでにないほど深く、そして激しいくちづけを交わしていた。
「バス……う……んん……ん……」
「レアナ……ん……」
 息が止まらんばかりの深く激しいくちづけからレアナを解放した後、バスターはレアナを寝台に抱き敷いたまま、彼女のあらわで豊かな乳房を愛し尽くした。やはり初めての夜のように。
 バスターがその手のひらにも余るほど豊満な乳房を心ゆくまで揉みしだいたうえで優しく噛みついて柔らかな弾力を味わい、可愛らしい乳首も甘噛みして舌先でもてあそぶように転がすと、レアナは魅惑的な嬌声をあげ、バスターをさらに求めていた。
「バスター……! おねがい……! ああ……ん!」
「ああ……もうこんなに濡れてるくらいだしな?」
 バスターがレアナの蜜口に指を差し込むと、深く激しいくちづけと乳房への濃密な愛撫とで余すところなく熟した蜜口からは愛の蜜がふんだんにあふれ出しており、バスターの指からも絡みついた蜜がとろりとこぼれ落ちた。その様は、レアナを求めてすでに猛々しくそそり立ったバスターの分身をレアナがその身に迎え入れるのにも充分だと言えたし、愛されて熟れきったレアナの体がバスターを強く求めている何よりの証拠でもあった。
「いじわる言わないで……バスター……」
「意地悪なんて俺は言ってないぜ? 現に……う! すげえ……いきなりかよ、こんなに……! レアナ……!」
「あ……ん! バスター……! 来て……! もっと……来て……!」
 蜜があふれる蜜口に猛った己自身を勢いよく挿し入れたバスターは、蜜で濡れきったうえに温かなレアナの体の芯の粘膜がバスターの己自身にまとわりつくようにもたらすあまりの快楽に思いがけず歓喜の声をもらし、熱く硬いバスターの侵入を許したレアナもまた、さらにバスターを誘う艶やかな声をあげた。二人は再び結ばれてひとつになり、結ばれたままバスターが本能のままに激しく体を動かすたびに、レアナはとろけるような甘い声をあげてバスターの激しいすべてを受け入れていた。
 初めての夜が過ぎてからも、毎夜、バスターと幾度も愛し合って結ばれて、そのたびに例えようもない快楽を刻みつけられたレアナの体は、今やバスターという愛する男性と結ばれる喜びに震える性的に完全に成熟した女であり、バスターの激しさがもたらす熱愛と肉欲の歓喜に全身で浸りきっていた。
 バスターも、心から愛する少女であるレアナと愛し合える喜びに夜ごとに打ち震えていた。レアナへの愛があまりに強く激しいばかりに、彼女を愛するときもついしばしば乱暴なまでに激しくなってしまっていたが、バスターがレアナのあらゆるすべてを愛しているように、レアナもまた、そんな激しさも含めてバスターのあらゆるすべてを愛していたので、バスターと愛し合うたびに、たおやかなその身に喜んで彼をその激しさと一緒に迎え入れていた。
「ああん! バスター! ああ……バスター……! バスター……!」
「レアナ……! レアナ!」
 愛し合ってひとつになり、お互いの名前を呼びながら、バスターとレアナは共に深い愛と快楽の海に溺れていた。深く愛し合う二人にとって、結ばれてひとつになって愛を確かめ合うことは、決して飽きることなどあり得ない、なにものとも代え難い至上の喜びであった。たとえ人類の終末が間近に迫っているとしても、比ぶべくもない最上の愛で結ばれた二人は愛し合うたびに、間違いなく純粋な、初めて愛し合った夜のような幸福に包まれていた――。



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