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| No.83…"おでかけタコりん" （2014.2.12／DSiウェア／開発・販売：甲南電機製作所） |
| No.83…"おでかけタコりん ちょいがえ" （2016.11.30／3DS DLソフト／開発・販売：甲南電機製作所） |
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一風変わった絵本のようなのんびりとしたゲーム。プレイヤーの出来る基本的なことは謎のキャラ「タコりん」をどこにおでかけさせるか指示すること、そして目的地に着くまでには場所によって時間が決まっているのですが、そのときにタッチペンでタコりんをつついて頑張らせて早く進ませるか、もしくはそのまま見守るか、それらのアクションだけが出来る状態から始まります。 タコりんが最初に行ける場所は「庭」と「公園」だけですが、それぞれの場所でタコりんが拾ってくるアイテムによって、タコりんが行ける場所はどんどん広がっていきます。また、仲間を見つけて一緒に連れ歩くこと、見つけたアイテムを持ち歩くこと、仲間にもアイテムを持たせることといった風にプレイヤーがタコりんに指示出来るアクションもどんどん増えていきます。 タコりんや選んだ仲間に持たせたアイテムの組み合わせによっては、行ける場所ごとにミニエンディングのような「おしまいシーン」を見ることも出来ます。例えばタコりんの彼女と一緒に無人島で暮らしたり、遥か彼方で望遠鏡で星を眺めて暮らしたり……これらの「おしまいシーン」を見るための条件、具体的にはタコりんに持たせるアイテムや連れていく仲間の選択などは、ゲットしたアイテムの説明欄や仲間のアドバイスでかなり親切にヒントを貰えるので、必要なアイテムや仲間が揃えばそうそう悩むこともないでしょう。 また、最終的にはゲーム全体の謎が明かされる「本当のエンディング」も存在しています。あまり書くとネタバレになってしまうので詳しくは触れませんが、なぜタコりんやタコりんの彼女は「そこ」にいたのか、あのアイテムはなぜ「あそこ」にあったのかといった謎が明かされ、どうしてこのゲーム＝「タコりんのおでかけ」が始まったのかが分かり、納得出来る内容となっています。 公式ページでの説明通り、難しいゲームではありません。ページをめくって絵本を読み進める感覚でタコりんを動かしてゲームを進めれば、ほとんどの人がエンディングを迎えられるはずです。どんどんゲームを進めてもいいですし、新しい場所に行けるようになったから今日はここまでといったようにスローペースで進めるのもいいでしょう。おしまいシーンやアイテムのコンプリートというちょっとしたやりこみ要素もありますが、基本的にはマイペースで進められる癒し系ゲームです。タコりんと一緒に進めるのんびりした冒険、「最近は忙しくて本格的にゲームをやりこめない……」といった方にもオススメです。 （追記：2016/12/01） DSiウェアとして配信された『おでかけタコりん』は、3DSダウンロード専用ソフトとして移植され、『おでかけタコりん ちょいがえ』のタイトルで2016年11月30日から配信開始されました。立体視対応となり、細かい変更がなされてプレイしやすくなりましたが、おおまかなプレイ感覚はDSiウェア版とほとんど同じですし、面白さは全く損なわれていません。3DS本体の容量の問題でDSiウェア版を落とせなかった方などにはタコりんの面白さを知って頂ける絶好のチャンスですので、興味を持たれた方は是非どうぞ。 |
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