"あとがき"


 今回の話は最初はバスターとレアナの話でした。テンガイ艦長の役割をバスターが担っていたわけです。ただ、作中でも触れている通り、バスターも災厄で父親を亡くしていますし、死生観を語るには彼では若すぎるかなと思ったのです。それでテンガイ艦長の出番と相成りました。それでも結局、レアナのバスターへの想いが前面に出てくる話となったわけですが。すみません、どうしてもレアナの「生まれ変わっても……」という台詞は入れたくて(汗)。でも本当に、シルバーガンのあの1年の間、人の命はどこへ行っていたのでしょうね。テンガイ艦長が言うように人ではないものに生まれ変わっていたのか、それとも20年後の人類の再生のときまで待ち続けていたのでしょうか。

 ではこの辺で。読んでくださってありがとうございました。よければご感想も随時お待ちしてます。

(2004.10.28.)



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