"あとがき"


 はい、あとがきです。最後まで読んでくださった皆様、どうもありがとうございます&拙い作品で申し訳ありませんでした……努力はしているのですが……

 今回もまた、バスターとレアナのラブラブもの(…)になってしまいました。しかも二人の子供時代の話。はっきり言って、シルバーガンの名前を借りたオリジナルに近い作品となってしまったかもしれません(オリジナル設定も多いし…ちなみにレアナの保護者の二人の博士や、バスターの父親の身分、それに彼の母親のことなどは、私の想像によるものです)。でも、これはこれでどうしても一度、書きたかったものなので、思いきって書いてみました。

 今回、いちばん書きたかったシーンは、二人が木の上で空を見上げる場面です。ここで、レアナが「パイロットになれば、こんな空をいつでも見ることが出来るんだ」と信じるところと、このときの思い出が、バスターの記憶に何かしら焼きついて……というくだりを、書きたいと思っていました。しかし……毎回思うことですが、脳内のビジュアルは、上手く文章にはならないものですね……(泣)。自分としては、持てる限りの筆力で描き出したつもりなのですが……本当、まだまだ精進が必要です。

 それと今回の話は、2520年7月14日以前のエピソードです。今までシルバーガンの世界を題材とした短編は、Web上に上げたものや同人誌に載せて頂いたりして発表させてもらったものは併せて7本ですが、そのうち3本(『眸』『No pain, No fear.』、そして今回の『Green,Blue,and Sky』)が「石」覚醒前の話です。こうして見てみると、だいたい半々で覚醒前と覚醒後の話を書いてる計算になりますね……ということは、順番からいくと、今度は覚醒後のエピソードかもしれませんね(あくまで予告)。そうそう、冒頭でレアナがもらったバンダナにまつわる話は、下江田英司さんのサークル「ピーピング・トム」より発行されたシルバーガン本『The Second-strike of RADIANT SILUVERGUN』に載せて頂いた短編『眸』です。この話の中で、バスターがレアナを泣かせてしまうシーンおよび、バンダナをあげるシーンがあるんですよ。ご参考までに。

 重ねてになりますが、読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。それでは。

2001.06.06.



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