「あるシューティング音痴がシルバーガン購入を決意するまで」



 私はシューティングは全く上手くありません、というかはっきり言って下手です。人前では恥ずかしくて プレイできません。そもそもこの「シルバーガン」に出会うまでにやったシューティングはファミコンの 「ゼビウス」「ギャラクシアン」「ツインビー」くらいです(あ、「パンツァードラグーンツヴァイ」も ありました)。そんな風にシューティングとは無縁だったので、トレジャーが業務用にシューティングを作って いるという記事を読んでも『やってみたいけどシューティングだしなあ』というくらいにしか当初は考えて いませんでした。でもそのゲーム内容が公開されていくうちに『やってみたい』という気持ちはどんどん 大きくなっていきました。画面写真を見てもチームリーダー井内さんのインタビューを読んでも、シルバー ガンにかける情熱が伝わってきます。「自分達が本当に作りたいものを作っている」そんな意気込みがひし ひしと感じられました。いちばん気になったのはそのストーリーでした。人類ほぼ全滅という絶望的状況から 幕を開けた物語が一体どんな結末で終わるのか、『全てをやり遂げた今…ようやく見えてきた、なぜわれわれ がここにいるのかが』という広告コピーはどういう意味を含んでいるのか、全ての発端である「石のような 物体」の正体は一体なんなのか…そんなことが記事を読むたびに気になっていました。

 そして5月下旬、アーケード版シルバーガンは稼動開始しました。それから間をおかずにサターン版発売の 発表があり、各ゲーム情報誌にはサターン版についての情報が載り始めました。ゲームセンターにそうそう 行けず、アーケード版をプレイしたくても出来ない状況にあった私にはサターン版発売は朗報でした。アーケード 版と比べても遜色ないグラフィック、追加ボス、ストーリー面での補足、セーブ機能による初心者救済 措置など、 いつのまにやらサターン版購入を決めていました(*ミーハーな話になってしまうかもしれません が、賛否両論のはんさんによるキャラクターデザインもグラッときた大きな要因なんです)。その後サターン版 発売前になんとかアーケード版をプレイする機会に恵まれました。全くチェーンのつなぎ方などがわからず あっという間に死んでしまい、改めて自分の腕前と難易度に不安を抱いてしまいましたが(詳しくは「シルバー ガン戦記」にあります)、同時にこのゲームをもっとプレイして上手くなりたいとも思ったことも事実です。

 とにもかくにも7月23日、予約を入れたお店にダッシュする自分が居りました。一緒にプレステ版シルミラ も予約していたのですが、運送業者の手違いで入荷しておらず、そっちは一週間遅れでゲットしました。もし逆だったら一週間精神衛生に悪いこと間違いなかったでしょう。



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